ネタぶっ込み部屋
思いついたネタを片っ端から放り込む部屋です。何でもあり。
ちょこちょこSSを書ければいいなと思います。(ツインアビスのように昇格される可能性も無きにしも非ず?)
晴佳関連 クロスオーバー 本編派生 その他
・その29 「めしゅてぃありかのものがたり」
ティアアンチスレを見ていて思い付いたお話。
「アビスの物語」がティアのためだけに用意されたものだったとしたら? 的な話。ミソは「世界」で
はなく「物語」な所。
本当は皆善良で真っ当でまともなのに、「ティアの為に用意された物語」の為に人格が歪められ
ちゃったと云いますか。
例えばガイ。公式設定では、常識的で頼れる兄貴でルークの親友。実際の性格もそうなのに、ティ
アに都合のよい物語のせいで、ルークに対して厳しくティアをやたらと庇う非常識人にされてしまっ
た。
例えばナタリア。公式設定では、王族としての品位を持つ心優しい女性。しかしティアに都合のよ
い(以下略)のせいで、高慢で猪突猛進な幼馴染をあっさりと見棄てる非道な女にされてしまった。
悲劇なのは、それぞれの「まともな人格」が彼らの中では正常に働いている事。心の中で悲鳴を
上げている。
ガイは再登場の時、本当はティアを切り捨てたかった。怒鳴りつけてやりたかった。だって大切な
親友を誘拐し、屋敷の人間を傷付けた非道な女なのだから。でも口は「ティアの為に用意された物
語」上の「配役」としての言葉を口にする。面ではティアににこやかに挨拶してるけど、心の中では「違
う違う違う俺はこんな事云いたいんじゃない! 殺してやりたいのに! 俺の親友をさらった女を!
屋敷の皆を傷つけた女を! この女を切り棄ててやりたいのに! どうしてあぁ違うんだルーク待っ
てくれそんな目でみないでくれ違うんだ俺はお前を一番に抱きしめてやりたくてお前を迎えに来たの
に!」って感じ。
ティアと本来の主人公であるルークを除いた全ての人間がそんな感じ。皆ずっと心の中でルークに
謝罪しながらティアをちやほやしてる。
ルークを助けたいのに、ティアばかり庇う自分達が心底厭になって自殺でもしたい勢いで鬱になり
ますが、それすら「物語」の「役者」である彼らには許されません。
「物語」を作った人達やプレイヤーの目から逃れられる暗転(宿に泊まったりとか)した時には本来
の自分を取り戻す事が出来、その際にはルークに平謝りか自殺かです。ただ、自殺しても暗転が終
われば蘇生してます。「物語」の「登場人物」がその意思で勝手に自殺は許されませんので。
ティアには怖くて近寄りません。自分達が変貌するのはティアのせいとわかっていますが、故にそ
の強制力を恐れて近寄れません。殺そうとしてもティアを目の前にすると体が勝手に武装解除してし
まい、余計絶望してしまうだけなので。
この話のラストはティアの性質によって変わりますね。
ティアが物語に対して疑問を持たず、むしろ当然と思っていた場合はバッドエンド(ティアが)。
周りの対応や自分の待遇に関して疑問を持ったり、口にしていた場合はハッピーエンド。
メタな話ですね。
