PTキャラクター


ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア
 本作のヒロイン。キムラスカ・ランバルディア王国第一王女にして、第一位王位継承者。
 ランバルディア流弓術の免許皆伝。治癒術士(ヒーラー)。譜業銃士免許(一級)を保持。
 王室直系でありながら赤い髪を持っていなかった事がコンプレックス。それを克服するために、勉学
に余念が無い。頭の回転が速く、鋭く冷静な判断力と素早い決断力を持つ。天然ボケな部分もあるが、
病的な嘘吐きが長年側にいたせいか嘘を見破るのは得意な方。
 晴佳とは当初折り合いが悪かったものの、徐徐に打ち解けていき相思相愛の仲になる。晴佳と親し
くなる一方で、ルークと疎遠になってしまった事が気がかり。


ガイ・セシル
 本作の裏ヒロイン。ファブレ公爵家子息ルークの従者(ヴァレット)兼護衛剣士。
 シグムント流剣術正当後継者。譜業銃士免許(四段)所持。
 マルクト貴族ガルディオス家の遺児。だが、既に家の復興は考えておらず、晴佳とルークに尽くす事
に全てを懸けている。
 ペットの証しとして晴佳から与えられた黒い革の首輪(銀色のドッグタグ付き)を嵌めている。ガイの
宝物にして身分証明書。
 自らの素性を告白し、晴佳とルークに対して永遠の忠誠を誓った。だが完全にファブレ公爵への憎
しみも捨てきれず、忠誠と憎悪の間で揺れ続けた結果、精神面を病み気味。


ティア・グランツ
 元ダアト神託の盾騎士団情報部第一小隊所属の響長。「始祖」ユリア直系の子孫でもある。
 暗殺技術を徹底的に仕込まれている。音律師(クルーナー)。体術などの接近戦法は一切教えられ
ていない、完全後衛型。
「魔界」育ちの世間知らず。故郷ではユリアの直系と云う事もあり、一国の姫君のような扱いを受けて
いた。兄の役に立ちたい一心で軍人となったものの、その兄を止める為に辞職する羽目になる。
 直情型で思い込みの激しい面もあるが、素直で思慮深い面もある。精神的に幼く、早く大人になりた
いと背伸びをしている。
 晴佳の事を命の恩人として慕う一方、底知れない人と恐れを抱いている。


ジェイド・カーティス
 マルクト軍第三師団長の大佐。レプリカ技術の「始祖」。
 軍人が習う基本槍術に自己アレンジを加えている。上級譜術師。譜業銃士免許(二段)保持。
 皇帝の幼馴染と云う事もあり、国内においては大佐以上の権限を持ち合わせている。そのため、世
間を侮っている部分があり、そこを晴佳につけ込まれた。
 優秀である事に間違いはないが、荒ばかりが目立つ。戦争では有能でも実生活では無能、と云われ
ても返す言葉が出ない。つい嫌味を云ってしまい墓穴を掘る事が多い。
 その反面、戦闘面に関してはトップクラスの実力を持ち、晴佳からでさえ信頼される。それを誇らしく
思っているが、あまり表に出さない。


アニス・タトリン
 ダアト神託の盾騎士団導師守護役随行護衛。神託の盾騎士団執行部所属。
 人形士(パペッター)。上級譜術師。譜業銃士免許(五段)保持。徒手・暗殺技巧の使い手。
 両親が多額の借金をしている事から、様々な人間の思惑に巻き込まれている。が、逆にそれを利用
し自分の生きる道を確保している逞しい少女。
 導師の随行護衛として職務をこなしているが、本心では導師イオンを快く思っていない。
 人形士の才能を見つけ、トクナガを与えてくれたディストに恋心を抱いているが、誰にも話していない
し、気付かれてもいない。シンクの好意に気付きながらも、それを利用する悪女の面がある。


ミュウ
 癒し系ペット兼マスコット。晴佳の寵愛を受けている。
 自分を想い、一族から連れ出してくれた晴佳に惚れ込み、主人と慕い付いてくる。
 晴佳の事は「マスター」と呼び、ルークの事は「ご主人様」と呼ぶ。
 主な仕事は晴佳の癒し。キャンプ時の火起こし。ダンジョン内でのトラップ解除など。お役立ちペット
として評価は高く、晴佳から笑顔で「ジェイドよりよっぽど役に立つな!」と云われるほど。
 最早一族に未練はなく、一生涯晴佳とルークに尽くす気満々。
 フローズヴィトニルとは元々敵対関係にあったが、とても仲良し。彼の定位置は晴佳の肩か頭、もし
くはフローズヴィトニルの背中である。


フローズヴィトニル
 ライガ一族の姫君、次期女王候補。アリエッタの姉に当たる。
 一族の命を救われた恩を返すためと、自身の修行のために晴佳に付いて来る。本来名前らしい名
前はなかったが、晴佳によって命名された。長い名前なので、「フロー」とか「ヴィト」とか略される事が
多い。
 ライガ族ではあるが気性は穏やかで真面目。敵意や悪意に敏感であり、護衛としてはとても優秀。
 一族の命を脅かしたが、ミュウとは仲良し。よく一緒にじゃれあっており、晴佳には癒しを、他の仲
間には「ミュウが喰われる!」と恐怖を与えている。