『不遣の雨』主人公ズ対談
ハッピーバレンタインデー 前哨戦 〜恋せよ乙男(おとめん)〜
将「もうすぐバレンタインですね!」
晴「え、マジ? うっそ、旅に出なきゃ。しばらく俺の事は探さないでくれ!」
乱「ばてれんって何ですかー?」(※室町ッ子)
ル「え、何の話? もうすぐって……祝日か何か?」(※異世界人)
将「あんたらもっと空気読め! ……乱太郎君やルークさんは世界観があれですから仕方ないと
して、晴佳姉さんは一体何なの! 旅に出るって! 恋する乙女の祭典でしょうが紅葉(くれは)さん
に本命チョコあげなくていいの?!」
(壬生紅葉(くれは):東京魔人学園剣風帳出演。晴佳の本命相手)
晴「紅葉はこの手のイベント興味ねぇし、前にあげた時、目の前で犬に喰わされたから以後あげ
ない事にしてる」(※犬にチョコレートは毒です。食べさせてはいけません)
将「あらゆる意味で可哀想すぎる……! で、でも旅に出るって云うのは?」
晴「バレンタインって男も女も殺気立つから正直怖いんだよ。だから、バレンタインの無い世界に
逃げるか山にこもってる」
将「ロマンの欠片もない……!」
乱「結局ばてれんって何ですか?」
ル「バレンタインな、バレンタイン」
晴「女子が好きな男子にチョコ渡すってイベント。義理チョコって云う義理でくれてやるチョコとか、
友チョコって云う友達同士で渡し合うチョコも存在する。チョコレートを贈るって云うのは、日本独自
のもんだな。某チョコレート会社の陰謀とも呼ばれているが。ちなみにチョコレートってのはカカ
オって植物の種を砕いたもんに、カカオ脂、砂糖、香料を加えて作ったお菓子だよ」
乱「ふぅん……? ちょこれーとってお菓子を、好きな人や友達やお世話になった人にあげる行事っ
て事?」
将「うん、そう云う事。……と云うか、ルークさんの所にはありそうじゃないですか、バレンタイン?」
ル「ある訳ねーだろ。キリスト教も無ければ聖ヴァレンティヌスも殉死してねぇのに」
将「Σなんか詳しい?!」
晴「アビスの事だから、メートル王が居たみたいにバレンタイン王とかも居そうじゃね?」
ル「オレはクリスマス王の方がいいなー」
将「あれ、何だろう……。凄く突っ込みたいのにどう突っ込めばいいのか分からない……!」
晴「将はアレだろ? 晴華とデートだろ?」(晴華:将の恋人で晴佳の姪っ子。ジェンダーが行方不明)
将「うん。だから自慢しようと思ってたのに、自慢しがいのない人達ばっかりでがっかり」
晴「ごめーんね? ……でもさぁ」
将「何?」
晴「私が万が一「死ね! バレンタインデー!」派の人間だったらお前どうしてた?」
将「泣き入るまで自慢してたよ?」
晴「おい、悪魔がいるよ。大天使の皮かぶった大魔王が居るよ!」
ル「悪い。オレら何に対して騒いでんのかさっぱり分からん」
乱「お中元やお歳暮と何が違うの?」
晴「バレンタイン当日のチョコの有無によって、男共は悲喜交々なんだよ」
将「小中学生は貰えなかったら貰えなかったで悔しくて、貰ったら貰ったで面倒だけどね」
ル「つまり?」
晴「自分がモテであるか非モテであるかの分かれ目なんだよ」
乱「へぇー。でも女の子から男の子へって事は……」
晴「うん?」
乱「忍術学園に存在したら、別の意味で凄い騒ぎになると思うなー」
晴「あー……。とりあえず、くのたまが大張りきりだよな」
乱「毒薬劇薬乱れ飛びだよ。ユキちゃん達が喜びそう」
ル「こえー! 何だよ、乱太郎の世界ってギャグ漫画って聞いてたのに怖いじゃん!」
将「ギャグ漫画だからこそ怖い事があるんですよ」
晴「どんな無茶しても死にません、と云う前提があるからな、ギャグ漫画は。皆平然と無茶苦茶し
やがる」
ル「こわー!」
乱「ちょ、やめてよ。落乱は良い子の漫画なんだから! 妙な誤解植え付けないで!」
晴「誤解と云い切れない部分もあるだろう?!」
乱「先輩達の事は放っといて!」
ル「原因を断定しとる」
将「確かに上級生は良い子向けじゃなくて大人のお姉さん向けだよね」
晴「こら、うがった目で見るんじゃない! 下級生だって余裕であっちのお姉様向けだ!」
乱「Σ何のフォローにもなってないよ?!」
晴「で、何の話だったっけ?」
ル「曇りない綺麗な目でまたそう云う事云う」
将「バレンタインの話だよ! 普段女子棄ててたって生物学上雌なんだからこの手の話には食いつ
こうよ晴佳姉さん! 最後に残された希望と云う名のアニマを持ってして!」
晴「さらっと酷ぇな! て云うか、おま、アニマって……!」
(※アニマ:生命・魂の意。男性の心の奥に潜む女性的要素を示す)
乱「このサイトでその手のイベント事を期待する方がおかしくない?」
晴「あ、云っちゃった」
ル「最年少(一応)が云っちゃった」
乱「だってくるしみますもスルーしたサイトなのに」
ル「クリスマスな、クリスマス」
晴「当日何もしないに千円」
ル「日記でオフを語るだけで終了に二千ガルド」
乱「それすらも語らないに二文」
将「貨幣に共通点一切無しだよ! 賭けにならないってば! そもそも寂しすぎるよそんなバレン
タインなんて!」
晴「バレンタインは「珍しいチョコが手に入りやすい日」「父さんを喜ばせられる日」とか考えてる管理
人に期待かけるだけ無駄と云うか」
ル「全国共通商品券をひょんな事で手に入れたからそれで済ます気満々だしな」
将「手作りすらも無し! 調理師免許持ってる癖に!」
乱「無■良品で作成キット買おうかどうしようか悩んではいるみたいだよ?」
将「調理師の誇りどこ行った!」
晴「電子量りが行方不明になると同時にどっか行ったそうだ」
将「滅べ管理人!」
晴「あらやだこの子こわい」
ル「キャラ違ってんぞー」
ぐだぐだのまま了
執筆 2010/02/08
