暑い、と云うよりも、熱いと云った方が正しいかも知れない。
 カンカンと照りつけて来る太陽に、服や髪が発火しそうだ。勿論それは、過剰な表現だが。
 普段なら汗臭さとは無縁の私だが、今日ばかりはそうも行かない。歩くだけでも汗を掻き、頭巾も
忍び装束もじっとりと湿っていた。
 早い所風呂に入りたい物だ。いっそ水浴びでもしようかと考えながら、頭巾を取り払った。
 何となく意地で被り続けていたが、他の生徒は皆、頭巾を既に取っている。その様を見ていたら馬
鹿らしくなってしまったのだ。
 中には忍び装束の上を脱ぎ、背中をさらしている者もいたが、流石に其処までは出来なかった。
 頭巾を取ると蒸されていた頭が解放される。耳に当たる風が、少しだけ心地良い。……結局、暑
い事に変わりはないのだが。
 このように暑くては、いかな忍術学園と云えど、だらけた空気が漂ってしまう。現に廊下から教室
を覗けば、ぐったりと文机に懐いている人間のなんと多い事。窓にへばりつく馬鹿までいる始末だ。
 全く持ってなっていないとは思うが、この暑さでは仕方ないかとも思う。
 とにかく、暑いのだ。
 汗を掻きすぎて脱水症状になったり、熱中症になる人間が今日は多そうだな。多分、保健室は天
手古舞いだろう。
 この暑い中不運な事だと、同級生の保健委員長へ同情の念を送った。それだけだ。手伝いに行く
など愚の骨頂。私は少しでも涼しい所にいたい。
 さて、お茶でも飲みに食堂へ行こうかと思った所で、私は不思議な物を目にした。
 井桁模様に水色の忍び装束。間違いなく、一年生。
 あまり見慣れない顔に首を傾げると同時に、一年は組に編入した奴だと悟った。名前は覚えていな
いが、兵太夫が褒めていた気がする。何を褒めていたかと云えば、容姿とか、成績とか、身のこなし
とか……。
 兵太夫があんまり褒める物だから拗ねた伝七が、「しょせんあほの一年は組レベルだろ」と小馬鹿
にして、取っ組み合いの喧嘩になってしまったのだ。
 確かに、横から見ても顔立ちは整っているように思える。後五年もすれば、道行く人々が振り返るよ
うな美丈夫になるのでは、と想像を掻き立てるような顔立ちだ。
 ただ、青い虚ろな目――南蛮人との混血か?――のせいで、本来の魅力は半分以下になっている
のではないだろうか。
 髪は短いのか、髷がない。頭巾からはみ出た髪を見ると、黒色だった。
 頭巾。
 そう、その子供、頭巾を被っているのだ。私を含めた周りの人間、全てが頭巾と取っていると云うの
に。
 しかも、その涼しげな横顔と云ったら! 暑さなどまるで感じていないようだ。
 背筋を伸ばしたまま、すっすっと足を動かし歩む様はいっそ気品すらある。
 と云うか、汗を一筋も掻いていないとはどう云う事だ。この私でさえ、この立花仙蔵でさえ、暑さで汗
を流し、不愉快な思いをしていると云うのに!
 ……これは確かめねばならんな。
「おい、そこの一年」
 呼べばぴたりと足を止め、一度きょろりと周りを見回し、一年生が自分しかいない事を確認して、よ
うやく私の方を見た。
 正面から見て、なるほど、面喰いの兵太夫が褒めるはずだと改めて納得した。
 なんとも、美しい少年ではないか。
 だが、なよなよしさも女々しさも無い。少女めいた美貌ではなく、あくまで男としての美だった。
余りに美しいから中性的に見えるだけであって、基本は男性のそれだ。
 少し羨ましくなる。私の美はどちらかと云えば女寄りなのだ。
 静かに、子供が歩み寄って来る。私の正面まで来ると、ことりと小首を傾げた。
「何かご用でしょうか」
 曖昧な笑みを浮かべ、子供が云う。……十の子供がするような笑みではないな。こう、倦み疲れた
ような、倦怠感漂うと云うか。
 三十代熟女のそれだ、と思った瞬間、目付きが鋭くなったのは気のせいだろうか。
「いや何、少しな……。あぁ、私は六年い組の立花仙蔵と云う。お前、名は?」
「一年は組の鳴瀧晴佳と申します」
 お見知りおきを、と云って、ぺこりと頭を下げられた。ほう、中々礼儀正しいではないか。
「鳴瀧か。……聞きたい事があるのだが、いいか」
「? 私に答えられる事であれば」
 少しばかり不思議そうな顔をしたが、鳴瀧は素直に頷いた。
 確かに、六年生が一年生に質問、と云う構図は疑問が湧くだろう。普通は逆だからな。
 素直に応じてくれた事に礼を云ってから、私も直球で聞きたい事を口にした。
「……お前は、何故この猛暑の中、汗一つ掻いていないのだ?」
 いつもの私ならばわざと回りくどい言葉を使ったり、八橋に包むように優しい表現をする所なのだが。
この暑さではその気力も萎える。
 だから見っとも無いと自覚しつつも、真っ直ぐな言葉で問うたのだ。
 すると鳴瀧は虚ろな目をぱちぱちと瞬かせた。それから薄く唇を開いたのだが、ふと指先を当てて
黙ってしまう。勿体ぶっているのかとイライラしたが、どうやら言葉を選んでいるようだ。それならばと
少しばかり待てば、幾度か開閉を繰り返した後、鳴瀧は云った。
「私、自己体温を調節出来るんです」
 ……何だそれは。
 声は出なかったが顔には出ていたのだろう。鳴瀧は少し困った顔になって、言葉を続けた。
「汗を掻くって云う行為は、体内に溜まった熱を体外に排出するため、自律神経……げふん、無意
識のうちに体が勝手に行っている事です」
「ふむ、そうだな」
 聞き覚えのない単語を云われたような気がするが、まぁそれは置いておくとしよう。質問は後でまと
めてぶつけてやればよい。
「自分の意思で汗を掻く、掻かないは選べません」
「選べないな」
「私も選べません。汗は勝手に出てきます。でも私は、自分の体温を調節出来るので、暑くても汗を
掻かないんです」
 ……ちょっと待て。
 今この子供、凄い事を云わなかったか?
「大体、三十三度から三十八度まで、自由に選べます。今は暑さが酷いですが、私は体内温度を三
十三度にしているので、汗を掻いて熱を外に出す必要がないんです」
 いや。いやいやいや、ちょっと待て。それでも周りは暑いぞ。皮膚が受け、お前の中に入った熱は
どうなってるんだ? どうやって排出されてるんだ?
 聞けば鳴瀧は小首を傾げて、
「どうなってるんでしょうね?」
 と、空っとぼけたように微笑んだのだった。
 なるほど。重要な部分は秘密、と云う事か。一年生にして忍者のなんたるかを、よく分かっている。
 まぁ、可能性としては排尿時一気に排出している……と云う所だろうか。
 排尿。
 この美しい子供が。
 ……。
 何だか、それは凄く、とてつもなく、淫靡な光景ではないだろうか。
 いや待て私、何を考えている。落ち着け立花仙蔵、お前は五つも年下の幼子に欲情するような下
衆であったか?! いや、無い! だからこれは気の迷い、夏の暑さが生み出した幻想だ! あぁ
私は大丈夫だとも、文次郎のように一年生に血迷う愚か者では――
「立花先輩?」
 無い、と云う断言は、出来そうにない。
 何故ならば今、この瞬間、私は美しい子供の濁った青い瞳に、囚われてしまっていたのだから。



 − 真夏の抱擁。



 くっそ、めっちゃ暑い。何この猛暑。私に喧嘩売ってるな。売ってるだろ? 云い値で買ってや
んぞコノヤロオオオオオオオオ!

 ……虚しい。突っ込みのないボケって凄い虚しい。相棒が恋しいぜくそう。
 私は暑いのも寒いのも嫌いだ。暑いと汗掻いて鬱陶しいし、寒いと惨めな気持ちになるからな。
 そう、汗。困るんだよなぁ、汗って。ほら、汗掻くと服が湿る訳で、汗に濡れた服は臭くなる訳で、
夏場は頻繁に洗濯が必要になる訳で!
 ぶっちゃけ私、家事大嫌いです。
 だって面倒! 掃除も洗濯も洗い物も何もかも面倒! あ、料理だけは割と好きだ。楽しいから。
作っても「豪快だな」とか「大味だな」とか「男の料理か!」とか突っ込まれたりするが! いや、
お菓子だってちゃんと作れるけど、どっちかって云うと分量適当でも作れるオカズの方が得意だな、
うん。だって計量すんのがまた面倒……って話がそれた。
 まぁそんな面倒くさがりな私にとって夏ってのは最悪な季節な訳ですよ。だって頻繁に洗濯しなく
ちゃならんのですよ? しかもこの時代、洗濯機とか乾燥機とかもない訳で。自分の手で洗って自
分の手で物干し竿に干さねばならない。しかも乾いた後は畳まなければならないと来た! いや、
畳む作業は平成でもはしょれない作業だけどね。
 忍者なんて職業に匂い・臭いは厳禁。だから洗濯はちゃんとやるようにと指導されている。……同
室の二人は懲りずに溜め込むが、私は伊助が怖いのでしっかりやっているとも。
 と云うか、何であの二人は懲りないんだろう……。私は鬼だけど外道ではないから「そろそろ洗濯
しないと伊助が怒るよ」と忠告しているんだけど、それでも溜めこむんだよな。
 もしや伊助に怒られたいのだろうかあの二人。
 え、ちょっとそれって……あ、私パンドラの箱開けかけてる! 封印封印! 開くな! 開くなぁ!
鍵かけとけ!
 ……まぁとにかく。洗濯なんて作業は、出来るだけやる回数を減らしたいのである。だって面倒くさ
い。何度も云うが、面倒くさい。だから夏場、毎日忍び装束を洗え、なんて指導、絶望以外何物でも
ない訳でね!
 だが心配ご無用。実は私には、凄い特技があるわけだ。
 それ即ち、自分の体温を自力で調節出来ると云う裏技だ。
 この技を開発したのは中学二年生の夏……。あまりの暑さと汗を掻いてべたつく制服の不快指数
がメーターをぶっち切ったのが切っ掛けだった。
 暑い。汗掻きたくない。汗って体温下げる為に流れるんだよな? じゃぁ体温低かったら汗って流
れないんじゃね? やっべ、それ気付くって俺天才じゃん?! よし、体温を自分の好きに調節出
来るようになるため訓練しよう。
 そう云う流れで訓練したら、本当に出来るようになった。
 訓練方法? いや、体温下がれ下がれ念じてたら本当に下がって、上がれ上がれって念じたら上
がったから、それを細かく一度ずつ自分の好きな体温に出来るよう意識してみただけ。
 凄く簡単に出来たもんだから、何で俺今まで試さなかったんだろう! 馬鹿を見た! と凄く思った
訳だよ。
 当時の友人らに「体温を自由に変えられるようになった! これで汗掻かなくて済む!」って自慢し
たら、実験されて、本当に出来るとわかったら、凄い馬鹿を見るような目で見られた。ついでに疲
れ切った声で、「馬鹿って時々信じられない事するよね」と云われた。酷い云われようだった。
 まぁそのお陰で、今は不快指数大分下がったけどな! 暑いには暑いが汗掻かないからベタ付か
ないし汗臭くもならない! 忍び装束も後二日は余裕で着れる! 流石に褌は毎日替えてるけどな。
いや、いくら面倒くさがりだって下着はね、うん……。そこまで女棄てられないって云うか。今は男
だけど。

 さて、今日は保健室が大騒ぎだ。やれ脱水症状だ熱中症だと、次から次に人が運び込まれて来る。
その騒ぎに応戦するのは新野先生と伊作君を筆頭とした我ら保健委員だ。うん、医者の不養生とか
マジ許されない事態ですよ。だからばたばた働きつつ、水分補給は欠かしません。
 そんな訳でわたくし、鳴瀧晴佳は用具倉庫へ飲料用の桶を借りに行き、井戸で水を汲むと云う大役
を授かった訳です。
 いやもう、保健室常備の桶じゃ足りなくってさ……。どんだけこの学園の忍たまらは暑さに弱いのかっ
て云う。情けない! うちの乱太郎ちゃん達を見習って頂きたいものザマス! 皆暑くてしんどいのに、
他人の為に必死に働いて……。
 おばちゃん、涙ちょちょ切れそうでしたとも。なんて可愛くて愛しい子たち! 引き寄せてハグしてちゅー
したい! きっとこの外見年齢なら許される! 犯罪者にならなくて済むぜひゃっほう!
 などと脳内で騒ぎつつ、急いでいた所。
「おい、そこの一年」
 なんともクールなお声が聞こえてきましたよ。
 は、もしかして私ですか?
 念のため周囲を見回せば、一年生は私一人。此れは間違いねぇと振り返れば、超絶美形なお兄様
がいらっさいました。

 おお、近くで見たらマジ美形だ。美人だ美人。女装したら絶世の美女になるに違いない。
 だけど好みじゃないな。うん。これで根暗だったら凄い好みなんだけど、この人絶対ネアカだ。クー
ルの仮面を被ったネアカだ。私にはわかる! だって私の根暗レーダーがぴくりとも反応しないから!
うーん、残念!
 とりあえず何か用かと聞く。その瞬間、なんか、不愉快になった。
 あ、さてはこの人、なんか私が不愉快になる単語を思い浮かべたな?! 私はそう云うのに鋭いん
だからな。そう、例えば年齢とか年齢とか年齢とか! 私が不愉快になる程度の具体的な数字を思
い浮かべたに違いない!
 まぁ、私が感じただけで云われた訳ではないから、此処で怒り出したら私が変人だ。大人しくしてお
こう。また乱太郎達に呆れられてしまうからね。
「あぁ、私は六年い組の立花仙蔵と云う」
 立花仙蔵……! なんてこった、この人がかの有名なドS作法の女王か!
 知ってる知ってる。しんべヱと仲が良いんだよな。後ギンギン君を虐めてるんだよな。凄い子だ。
さて、そんな凄い子が私に何の用だろうか?
「……お前は、何故この猛暑の中、汗一つ掻いていないのだ?」
 おお、この人、私の裏技に興味があったのか。うーん、そりゃそうだろうなぁ。水も滴る良い男、な
んて言葉もあるけど、やっぱり汗掻くって不愉快だし。こんな暑い中、汗掻かないで歩いてる奴いた
らそりゃ気になるわ。……他の人達は自分たちの事で手いっぱいみたいで気付いてないけど。
 だけど、云ってまた馬鹿にされるの厭だなー。友達に馬鹿にされるのはじゃれあいみたいなもんだ
からいいけど、対して親しくも無く好みでもない人から馬鹿にされたら、急所を蹴り上げるくらいして
しまいそうだ。
それは不味い。だってこの子、しんべヱの憧れの人だし。
 だと云って誤魔化すのもなぁ。「心頭滅却すれば火もまた涼し」とか、ありきたりな事云っておくか……?
いや、「それで汗が出なければ苦労せんわ!」と怒られるかも知れない。怒られるだけならまだしも、
焙烙火矢を投げられるかも知れない。この子、火薬の扱いに関しては忍術学園ナンバーワンとやら
で、事ある毎に焙烙火矢を投げるらしいから。ギンギン君曰く。
 それは厭だ。こんな暑い中、火薬が爆発するなんて考えるだけで脱水症状になりそうだ。
 仕方ない、正直に答えておくかと決意して、自分の裏技についてつらつらと説明をした。
 乱きりしん以外にこんなに長く喋ったの、初めてかもしらん。
 説明し終わると、立花君が慌てた表情で云って来た。
「いや、待て。体温を下げると云ってもだな、周りの空気は暑いんだ。皮膚が受けて、お前の中に入っ
た熱はどうやって排出してるんだ?」
 あれ、そう云えばそうだ。私がいくら体温下げた所で、周囲の気温が下がる訳じゃないのに、私
が受けた熱ってどこ行ってるんだ? あれ?
「どうなってるんでしょうね?」
 考えても分からなかったので、正直に云っておこう。まぁ私は汗をかかないし、そのせいで熱中症
になった事も無いのだから、分からなくても特に問題はないだろうし。
 ところで、そろそろ用具倉庫へ行ってもいいだろうか。私には帰りを待つ可愛い保健委員達がいる
んだけど。
 確認を取るために、暑さのためか、若干顔色の赤い立花君に声を掛ける。うーん、肌が白いから熱
で赤くなっているのがバレバレだ。彼クールビューティー目指してるだろうから、これって結構屈辱的
なんじゃないかな。
 あ、だから私に汗を掻かない方法を聞いたのか。なるほど、自分のキャラ作り頑張ってるんだなぁ、
うんうん。
 私の目をじっと見てから、立花君は「もういいぞ。時間を取らせてすまなかった」と云って歩いて行っ
てしまった。
 おお、呼び止めた人間が先に歩み去るとは、王者気質だな。こう云う場合、私が立ち去るのを待つ
だろうに……。まぁ、似合うからいいけどさ。
 さぁ、余計な時間を食ってしまった。早く用具倉庫へ行って、それから井戸へ行って水を汲んで来な
いとな! また保健委員の良い子達が不運をまき散らさないうちに!


 そうして帰りついた保健室にて。
 やはり不運委員会の由縁たる不運を発動させたのか、意味のわからない状態にごっちゃりして
いる
保健室を見て、私は脱力したのだった。
 いやいやいや、どうやったら人がそこまで絡み合って倒れられるのか……。あれ、もしかして此れ、
私一人で後始末? いやーん、信じらんなーい。残業手当て寄こせこんちくしょーが。
 てゆーか、ご先祖様どこ行ったご先祖様! 新野先生まで居ないって事は、出張どこでも治療団か?!
よりにもよって不運ストッパー二人で行く事、ないじゃん?!
 あぁもう、ほんと、全部全部、この暑さのせいだ。
 消えろなんて云わないけど、太陽、ちょっと自重しろ。



 了


 晴佳さんは基本ポテンシャルがえれぇ高レベルなので、不可能をさらっと可能にします。だから他の
人間も直ぐ出来る、とはもう思いませんが、自分が殊更特別だと云う意識も薄い。
 まぁ、晴佳さんの周りはびっくり人間万国ショー状態なので仕方が無いのですが。

・どうでもいい晴佳さんの裏設定
 尋さんに話したら「それいい!」と云われたのでちょっとさらしてみます。
 晴佳は基本的に太りやすい体質。糖分摂るとすぐ肉になるのですが、普段の運動量が凄いし燃費が
悪いので周りはその事を知らない。
 うっかりやけ食いとかして不貞寝とかした日には悲惨。見た目はそう変わりませんが、体脂肪率が凄
い事に。内臓にこびりついてると考えて良い。
 そんな訳で鍛える訳ですが、筋肉も脂肪の下なので見た目分かりづらいです。でも無茶苦茶体重重
い。脂肪より筋肉の方が重いですからね、うっかり目にした人間が「はぁ?!」とか云いそうなくらい重
い。乳もでかいですが、あんまり関係ない。乳は脂肪だから。でかく見える乳も筋肉で底上げされてる
状態。でも寝転がっても横に垂れないのでそれだけは良いなと晴佳自身は思っている。

 こう云うどうでもいい設定を考えるのが好きです^^^^^^