*捏造生徒。2


*アンケート感謝小ネタ第一弾「滝夜叉丸+捏造生徒」


 − 滝夜叉丸と大治郎。

「! こ、こんにちは下関先輩!」
「……コンニチハ」
「……」(ビクビクしながらすれ違う)
「……」(無言ですれ違う)
「……(ひ、ひ〜。怖かった! ガン見された! あ、でも下関先輩を見れたって事は、私今日一日
幸運に恵まれるって事だよな?! じゃなきゃ割にあわん! 凄い怖かった! 怖かったよ! あ
の三白眼滅茶苦茶怖い……! 下関先輩は視線だけで人殺せる……!)」
「……(……腹減ったなぁ)」


 挨拶はする程度の間柄です。
 大治郎は無表情で無口で眼力強い三白眼で余り姿を見せないので、色んな噂が飛び交ってる設
定です。その中に、姿を見れたらその日一日ラッキーデーなるものがあったりします。←
 この日滝は中々幸運な一日を過ごし(委員会が急遽中止、山ぶ鬼から御誘いの文が届いた、テ
ストのヤマがあたってた、などなど)、その噂をますます信じるようになったと云う。(笑)



 − 滝夜叉丸と鶴ノ丞。

「これはこれは、おはようございます。鶴ノ丞先輩」
「はいはい、おはよう」
「鶴ノ丞先輩は今日もお美しいですね!」
「ほっほ、ほ、ありがとう」
「まぁ私ほどではありませんが!」
「……本当に一言多い子じゃのぉ」
「いた、いたたたた! 二の腕の薄皮つねらないで下さい! 地味に痛いです!
「まったく。私を褒めた所で言葉を止めておけば、菓子の一つでもやろうと云うのに」
「お菓子はいりません。太ってしまうじゃないですか。この美しい体に贅肉が付くだなんて、世界の
損失でしょう?!」
「一口で太るか馬鹿者め」
「いたい、いたたたた! こめかみグリグリしないで下さい! 盛大に痛いです!
「本当に可愛げのない後輩じゃ! ほれ、「美しいお鶴先輩、私に甘いお菓子を下さい」とおねだり
してみんかい!」
「うう、お美しい鶴ノ丞先輩、私めに甘いお菓子を一口下さい……」
「ほぅれくれてやろう!」
「何で両腕いっぱいによこすんですかああああああ!」
「はん! それを全部食ろうて豚になってしまうが良いわ!」
「酷い! 鶴ノ丞先輩酷いです! やっぱり私の美しさに嫉妬してるんでしょうー?!」
「ほほほほほほほ! ……ばーか
「何で最後の一言だけマジっぽく低い声で云うんですか凄く怖いッッ!


 仲良しです。(どの口がそれを云う)



 − 滝夜叉丸と千草。

「お、夜叉じゃねぇか。どこに行くんだ?」
「これはちぃ先輩! 私は今から鍛錬に向かう所です」
「へぇ。じゃぁ俺も一緒に行くかな」
「え?!」
「……厭なのかよ」
「とんでもありません! その、ただ……」
「ただ?」
「ちぃ先輩と一緒に鍛錬してると、どこからともなく七松先輩がいらして、気付けば命がけ心臓耐久
マラソンになっているので……

「あー……」
「いえ、体力つけるのも良いのですけどね。でも私が今磨きたいのは技術なものでして」
「なるほどなぁ。まぁ、小平太が来たら俺が上手い事云って追い返してやっから」
「それでは……ご一緒しましょう、ちぃ先輩!」


 普通に仲良しです。ちぃ先輩、夜叉と呼び合う仲。
 うちの設定では、滝夜叉丸の才能を見出したのが長次、鍛えたのが千草、仕上げたのが小平太
と云う意味分からん話があるものですから……。
 ちなみに、滝が「ちぃ先輩」と呼んでいるのは、小平太が「ちーちゃん」を連呼するもんだからうつっ
てしまったのです。(笑)



 − 滝夜叉丸と晴次。

「鳴瀧先輩はまったくもって詐欺師だと思います」
「はい?」
「その穏やかで無害そうな顔で、女性を誑し込んでいるのでしょう!」
「いえ、あの?」
「嗚呼まったく嘆かわしい! くの一のたまご、くのたまともあろう者達が、このような見てくれだけの
男に惑わされるなどと!」
「え、っと?」
「その点、この平滝夜叉丸は見た目だけでなく心も優しく清らかで女性には誠実に向かい合い清い
お付き合いをすると云うもの! そう、貴方より私の方が断然お買い得だと云う事ですよ!」
「まぁ、そうでしょうね」
「流石は鳴瀧先輩、話の分かるお方だ! 貴方が武家の出であろうがそんなもの、愛の前には関
係のない事! 女性とはすべからく愛されるべきで、その愛は私のように清く正しく美しい男から注
がれるのが一番と云う物です!」
「平君」
「なんでしょうか鳴瀧先輩?!」
「結局何を仰りたいので?」
「山ぶ鬼に手を出したらぬっ殺します」
「善処しましょう」


 ライバル?(えぇー…)
 晴次は歩いているだけで女を引き寄せる女性ホイホイなので「手を出すな」と云われても困ると云
うお話。←
 フェロモン押さえ込め! って事でしょうね!^^



 − 滝夜叉丸とすずめ。

「滝先輩こんにちはー!」
「あぁ、つばめか」
「すずめですコノヤロー!」
「あぁそうだったな。で、どうした、うぐいす
もうワザとですね先輩こんちくしょー! まぁいいです。占いして行きませんか」
「いらん! 私は占いになどは頼らない! 自分の未来は自分の手でつかみ取るのだからな!」
「わー! 素敵、先輩素敵です! かっこいい!」
「ははははは! もっと褒めなさい、褒めなさい! 何せこの私は学園一優秀でぐだぐだ」
「素晴らしいです先輩! ところで美しい滝先輩、お好きな色は?」
「当然紫だ! みたまえこの美しい色の制服を! まるで私のために誂えたかのごときぐだぐだ」
「流石です先輩! ところで完璧な滝先輩、お好きな数字は?」
「好きな数字などあるか! まぁそうだな、しいて云うなら今の学年である四だな! まったく、この
学年と来たら変わり者ばかりでこの美しく完璧な私を見習うべきでぐだぐだ」
「その通りです先輩! ところで美麗な滝先輩、右と左はどちらが好きですか?」
「また変わった質問をするものだめじろ! あえて云うならば左だとも! 官位でも右より尊ばれる
は左だと云うからな! それならば尊敬されるべき私も左と云わざるをおえまいぐだぐだ」
「へー、なるほどー。滝先輩の今日の運勢はー……」
「何を勝手に占っとるかああああああ!」
「だって滝先輩って珍奇な法則持ってるから占うの面白いんですもーん!」
「珍奇とは何だ珍奇とはー! 珍貴、もしくは珍稀と云わんかー!」


 元は同じ委員会だったので仲良しです。
 滝は個人的に、占われるの大嫌いだと面白いなーと思いまして。
 あ、好きな色とか数字とか方向とかは捏造ですんで!(当たり前)



*アンケート感謝小ネタ第二弾「大治郎+一年は組」

『傍に居る』 配布元様『207β』


 − 笑い方がなっていない(大治郎+乱きりしん)

「ほら、せんぱーい、こおですよー」
「むぅ?」
「乱太郎と大治郎せんぱい?」
「何してんだ?」
「あ、二人とも丁度いいところに! 手伝って!」
「何を」
「大治郎先輩に笑い方教えてるの!」
「うむ……」
「はぁ?」「えぇ?」
「先輩が笑ってるところ、一回も見たことないんだもん! 二人も見たいでしょ?」
「それは……」
「見たいかもぉ」
「俺は別に……笑えなくても……」
「苦手な事から逃げちゃダメです!」
「むぅ」
「じゃぁこうやって、口の両端持ちあげれば……」
「……」「……」「……」
「怖いね」
「こわいねぇ」
「……怖いか」
「兄(あに)さん、目が笑ってないから怖いっすわ。ほら、優しい気持ちになって!」
「……優しい気持ちにならもうなってる」
「顔に出ないってそんだねぇ」
「しんべヱ、突っ込みどころ、そこじゃない」


 ほのぼの。……ほのぼの?(おい)



 − 随分不器用な泣き方だ(大治郎+からくりコンビ)

「……」
「あれー。大治郎先輩だー」
「先輩、どうしたの? ぼーっとして」
「……ん? あぁ、……兵太夫と三治郎か」
「気付くのおそいよ先輩!」
「本当にどうしたんですかぁ?」
「うむ……。その、な」
「はい?」「何です?」
「さっき、兵助と喧嘩したのだが」
「えぇ?!」
「大治郎先輩が久々知先輩と?!」
「うむ。その時、「先輩の鉄面皮! 先輩はいつも一歩下がって余裕な顔して本当に腹が立ちます!
そのうち滅茶苦茶に傷付けてやりますから!」と云われたんだが」
「うわぁ」「うわぁ」
「そう云われてから、体が上手く動かん。何故だろう?」
「それって……」
「衝撃的だったって事じゃないですか?」
「衝撃的?」
「いつも大治郎先輩の事立てて、尽くしてる久々知先輩に酷い事云われたから、哀しいんですよ」
「……そうなのか?」
「そうですよ、きっと」
「そう、なのか」
「あぁ、先輩泣かないで」
「泣けないぞ、俺は」
「顔で泣かずに心で泣くを地で行く人だなぁ」
「変な方向に不器用だよねぇ」
「……むぅ」


 今頃兵助は「ごめんなさいせんぱいいい!」と泣き喚きながら大治郎を探し回っている。←



 − お節介焼きは自覚済み(大治郎+世話焼きコンビ)

「もぉ! あれだけお腹を出して寝ないで下さいって云ったじゃないですか!」
「すまん……」
「すまんで済むなら風邪なんて引かないんですよ!」
「うむ……」
「次やったら腹巻き作りますからね!」
「……」
「大治先輩?」
「大治郎先輩、今「腹巻き欲しいなぁ」って思いましたね?」
「む」
「え? そうなの庄ちゃん」
「僕も少しくらいなら、大治郎先輩の考えてる事分かるからねー」
「……僕わからなかった」
「それは、ほら。伊助が今怒り狂ってるから」
「……伊助」
「あ、はい。何ですか先輩?」
「……心配かけて、ごめんなさい」
「うっ……」
「あはは。大治郎先輩、お母さんに怒られた子供みたい」
「ちょっと、庄ちゃん!」
「母上、喉渇いた」
「先輩も悪乗りしない!」
「あはははは」
「むぅ……」


 外で馬鹿夫婦が待機しつつ、三人の可愛さに悶絶してると思われる。←



 − 隣に居るから忘れるな(大治郎+漢組)

「あ、大治郎先輩ー……って、また葉っぱ食べてる!」
「む?」(もぐもぐ)
「もー。止めて下さいよー、千草がまた怒っちゃうじゃないですか!」
「むぅ」(もそもそ)
「あ、団蔵と大治郎先輩ー……って、また葉っぱ食べてる!」
「む」「あ、虎ちゃん」
「止めて下さいよ、もぅ! 千草先輩がまた怒り狂うじゃないですか!」
「むぅ」
「あはは。虎ちゃん僕と同じ事云ってる。……ところで虎若、食べ物持ってない?」
「んー、今はないなぁ。団蔵は?」
「僕もない。……と云う事で、大治郎先輩。食堂行きましょう」
「え」
「お腹すいてるなら食堂行って、おやつでも食べた方がいいじゃないですか」
「今おばちゃんに会いたくない」
「そうやって雑草とかですませて、ご飯ちゃんと食べないから、おばちゃんが怒るんですよ」
「ほらぁ、またあばら骨浮いてるぅ」
「むぅ」
「後輩におやつをおごると云うほほえましい状況に持ち込めば、おばちゃんもあんまり怒りませんよー」
「それが目的か」
「えへ」「えへ」


 この後食堂へ向かい、途中、何故か一年は組が全員集合し、全員におやつを奢る事になる大治郎で
あった。(笑)



 − 大好きを返してやって(大治郎+相模組)

「えへへー、大ちゃん大好き!」
「うん」
「大ちゃんも、ぼくのこと好き?」
「うん」
「うんじゃだめー! ちゃんと好きってゆって!」
「……大好きだ」
「うん! ぼくも大好き!」
「あのー」
「はにゃ?」「む?」
「そう云う事は、ご自分の部屋でしてくれません?」
「金吾ー、ここぼくのへやだよ?」
「僕の部屋でもあるんだよ! やめてよね! 委員会から帰ってきたら同室者と先輩がむつみあって
るとか軽く悪夢なんだから! 先輩の部屋行ってよ!」
「部屋にかえってきてだれもいなかったら金吾がさびしいかなーって!」
「余計なお気づかいありがとう」
「金吾」
「はい、何ですか大治郎せんぱ」
「大好きだぞ」
「へあ?!」
「わー! よかったねぇ、金吾! 大ちゃん、金吾のこと大好きだって!」
「え、え、え、えっと……!」
「ほらぁ、金吾も大好きって云わなきゃだめだよ!」
「えぇ?! えっと、その、……ぼ、僕も、大好き、ですよ?」
「わぁ、よかったねぇ、大ちゃん。金吾も大ちゃんのこと大好きだってぇ!」
「うん。よかった」
「……はぁ……(助けて義兄上……この二人付いて行けません……)」


 金吾はこう云う可哀想な子だと思ってる。(酷い)
 ちなみに、金吾の云う義兄上とは晴次の事であります。二人は義兄弟!