*六年生


 − 六年ろ組。

「ちーいーちゃーん!」
「うっせぇぞ小平太! 虎子(ここ)達が興奮するから大声出すんじゃねぇ!」
「虎子ちゃん達が興奮したら私が相手になるから!」
「ばっ、誰が猛獣超えた怪獣にペットの相手させるかぁぁぁぁあ!」
「え? 怪獣? 私怪獣なの?」
「……」
「お、長次。八汰(やた)と八逆(やさか)連れて来てく」
「ぎゃー?!」
「?!」
「おわー! 小平太ー?!」
「ぎゃー! やめてー! 目をねらわないでー!」
「……小平太……!」
「ゴルァ八汰! 八逆! 止めねぇか! 何でそうお前らは小平太見かけたら襲い掛かるんだ!」
「うっうっうっ……、怖かったよー……」
「……おめーも何で月子(熊)と虎子(虎)には嬉々として喧嘩吹っかけようとするくせに、カラス
の八汰と八逆に負けるんだよ……」
「私も分かんない……」
「……めっ」
「長次も怒り方ゆるいよぅ!」
「逆に喜んでんじゃねぇか!」<八汰と八逆が


 六ろの力関係 長次>小平太=千草>ペット達 のはずなのに、何故か小平太を凌駕するカラ
スの兄弟(姉妹?)なのでした。カラスにつつかれてメショメショしてる小平太を想像したら萌えたの
だから仕方がない。(…)



 − 呼び方。

 い組
「文次郎、鶴ノ丞」
「仙蔵、お鶴」
「文次君、仙蔵君」

 ろ組
「ちーちゃん! ちょーじ!」
「こへ、小平太。長次」
「……小平太……千草……」

 は組
「留さん、大治郎」
「いさ、伊作。大治、大治郎」

「食満。善法寺」

「……」「……」
「何だ?」
「いや……」「別に……」

「大治の奴よそよそしいなぁ!」
「小平太!」
「しっ……」


 委員会の後輩は名前で呼ぶのに、クラスメイトは苗字で呼ぶ男、下関。



 − ちゅーしてみてください。

「はぁ?! 何で文次郎なんかと!」
「そうじゃそうじゃ! 何で文次君なんかと!」
「何で俺に集中攻撃すんだよ! 俺だって願い下げじゃボケェェェェェエ!」

 六年い組→文次郎集中攻撃&しない。


「ちーちゃんちゅー」
「んー」
「ちょーじちゅー」
「……ん」
「ちょーじとちーちゃんちゅー」
「ん」
「……」

 六年ろ組→小平太が仕切る&普通にする。


「やるぞ伊作!」
「わかった留さん!」
「……」
「はいちゅー」「ちゅー」
「……何で俺にする?」

 六年は組→何故かやる気満々で、大治郎の頬に同時にする。


 結論。

 ろ組異常。

「ひどい!」
「……?」
「いや、お前らおかしいよ……」
「何でそうさらっと出来るんじゃ……」
「接吻の一つや二つでガタガタ云うなよ」
「男らしい……!」
「間違った方向にな」


 誰が楽しいのか。……私だけだ!←



 − 六はと仙蔵。

「んぁ〜……」
「どうしたの留さん」
「最近、なんか腹下し気味でさぁ〜」
「悪い物でも食ったか」
「後で医務室来なよ、薬処方してあげるから」
「あぁ、頼むわ」
「留三郎は腹なんて下しません!」
「おわ?!」
「?!」
「せ、仙蔵?!」
「そもそもウ■コなんてしない!」
「いや、するよ」
「お■っこもしないしおならもしない!」
「するって」
「しない! 留三郎はしないんだ!」
「いや、お前だってするだろ?」
「私はするけど留三郎はしないんだああああ!」
「何云ってんだ」

「……立花は食満に夢を見すぎだな」
「う、う〜ん?」


 仙蔵は留三郎に夢見すぎがうちのデフォ。留三郎からしないと云われるまで云い続ける。(迷惑)



 − 女体化。

小「金吾が女の子にならないかな!」
仙「おい生物委員長。お前のペットが妙な事云い出したぞ」
留「回収しろー」
千「小平太の管轄は俺じゃない。長次に云え」
小「そしたら孕ませて私の嫁にするのにな!」
文「おい生物委員長!」
留「不穏な事云い出したぞ!」
仙「薬殺しろ!」
千「出来るか馬鹿野郎! 生き物を一度飼ったら最後の最期まで面倒みるのが人として当然だ!」
伊「じゃぁ、あの危ない発言どうにかしてよ」
千「長次を呼べ」
留「小平太に関しては長次に丸投げかこの野郎!」


 皆が小平太を獣扱いしてる件について。←
 金吾が女の子にならないかなって思ってるのは私です。←



 − 小平太と鶴ノ丞。

「でねーお鶴ちゃん! かくかくしかじかまるまるでねー!」
「ふぅん、ほうほう」
「(何かもう興奮しすぎて人語ではない言葉の羅列)」
「ふんふん」
「(何かもう興奮しすぎて人語ではない以下略)」
「へぇ」
「(何かもう興奮しすぎて以下略)」
「ほーぉ」
「(何かもう以下略)なんだ! あれ?! 私の話聞いてる?!」
「おぉ、聞いておるぞ。で、とりあえず首絞めて良いか?
「何で?!」


 小平太は綺麗な顔で相槌を打ってくれるお鶴ちゃんが好き。
 お鶴は人語を喋らないくせに話の長い小平太がうざい。
 あれ、一応仲良い設定のはずなのに、書いてみると仲悪いやこいつら。←



 − 馬鹿夫婦。

「大治郎の反抗期長いよなぁ」
「だよねぇ。て云うか、一年の時点ですでに反抗期だったよね。僕らに対して」
「と云うか、土井先生以外には洩れなく反抗期だったよな」
「少しくらい緩めてくれてもいいと思うけど」
「同感だ。そろそろデレ期に入ってくれてもいいと思うんだが」
「そうだよね。そろそろ僕らを名前で呼んでくれてもいいよね」
「大治郎が俺たちを名前でか……。やばいな、呼ばれた瞬間泣いちまいそうだ」
「僕も泣いちゃうかも……」
「あ、想像だけで泣けてきた。満面の笑顔で俺らを名前で呼ぶ大治郎」
「そんなの可愛すぎて僕漏らすよ留さん」
「俺も穴と云う穴から体液出そうだよ」
「はぁ……。大治郎はなんであんなに可愛いんだろうねぇ」
「あぁまったく。神様からの贈り物だよなぁ」

「何じゃあれ気持ち悪い」
「お鶴! お前には人の心を慮ってやろうと云う気持ちはないのか?!」
「可哀想だろ留三郎が! あんなに想っていると云うのに報われない二人が!」
「もうまとめて気色悪いわ」


 馬鹿夫婦イイ! と云う御声がちらほらあったので。うん、大治郎についてはこいつらこんな感じ
に気持ち悪いです。(後輩相手には割とまともなのに)そりゃ大治郎だって逃げる。^^^^
 後い組は良い子です。お鶴以外。←