*捏造生徒



・下関大治郎(シモノセキ ダイジロウ)
 一人称/俺 二人称/貴様、お前 対応CP/×喜三太 属性/無表情攻
 年齢/秘密 血液型/秘密 星座/秘密
 所属/六年は組 火薬委員(委員長) 成績/教科・上 実技・上
 特技/棒術 体術 武器/組み立て式樫木棒 金砕棒(かなさいぼう)
 家族構成/不明 出身地/極秘事項
 好物/甘味物 嫌物/塩っ辛い物 趣味/火薬調合

 存在自体が極秘扱いになっている。正確な素性を知っているのは、学園長と土井のみ。土井とは
学園に入る前からの付き合いだそうだが、二人揃って多くは語らない。
 土井を「師範」と呼ぶほど慕っている。火薬調合技術やその他諸々、土井から伝授されたと云う。
 鉄仮面の異名をとるほどの無表情。感情はしっかりあるが、表情に全く出ない。周囲から顔の筋
肉が死んでるとまで云われる。が、一部の人間(火薬委員など)には、微細な違いがわかるらしい。
 先天的に皮膚感覚(触覚、痛覚、温度覚など)が極端に鈍い。負傷や病に気付かず放置している事
などざらで、己が病にかかった事にも気付く事が出来ず、何度か生死の境を彷徨った事がある。
 物心付く前から忍びになるための修行をさせられていたせいで、学園の授業(特に実技)がつまら
ない。高学年になってからはほぼ毎日サボり倒し、硝煙蔵に篭ってる。お陰でついたあだ名が『硝煙
蔵の主』『六年は組の引き篭もり』。サボリについて怒られる度に、「担当教師が土井師範と山田教
師なら毎日出ます」とか云うものだから、土井は肩身が狭い。
 武器の組み立て式樫木棒(全長約四十五寸(約百五十センチ)、重量約三貫(約十一キロ)。軸に
鉄棒が入っているので重い)は食満が作ってくれたもの。三つに分かれていて、折り畳んで持ち運び
可能。最近改良が加わり、三節棍としても使えるようになった。もう一つの金砕棒(全長六十寸(約
二百センチ)、重量約十三貫(約五十キロ))は普段は使わない物。木を軸にし、棘付きの鉄板が張
り付けてある。外見に反してパワーファイター。


・備前鶴ノ丞(ビゼン ツルノジョウ)
 一人称/私 二人称/お主 対応CP/×伊助 属性/我が侭型ジジィ系攻
 年齢/十五歳 血液型/O型 星座/乙女座
 所属/六年い組 学級委員長 成績/教科・上 実技・下
 特技/暗号解読 催眠術 十手術 武器/鍛鉄(鋼)製と鍛銀製の打払い十手
 家族構成/父、母、兄 出身地/堺
 好物/卵を使った料理 嫌物/ナマモノ 趣味/打掛を集める事

 家は堺の貿易商、備前屋。福富屋とはライバルであるが、同じ仕事を手がける事もあるので交流が
深く、しんべヱ、カメ子とは幼馴染になる。病弱な兄を支え、店をを守るために忍術が役に立つと思
い、両親に頼み込んで忍術学園に入学した。
 甘やかされて育ち、苦労知らずのためか、年齢の割りに我が侭が目立つ。協調性が無く、クラスメ
イトとも上手くやれないが、指示出しや作戦参謀では能力を発揮。頭を任せると有能になるので学
級委員長。普段からしっかりやってくれ……と、クラスメイトは思わないでもない。
 実技の成績が下なのは上記の通り協調性がなく、任務達成率が低いから。戦闘能力だけ見れば
学園トップクラス。
十手術においては文句無しで学園一。彼もまた、外見に反してパワーファイター。
 愛用の打払い十手(全長約三十六寸(百二十センチ)、重量は一つ約一.五貫(約五.五キロ)。
忍び込む時は同じ素材で三分の一程度の長さの物を使用)は両親が五年進級祝いに特注で作ってく
れた物。
 打掛(女物の上着)を集めるのが趣味。集めるだけでなく着るのも好きで、忍び装束の上から羽織っ
ている。お気に入りの打掛は、唯一仙蔵が褒めてくれた藤色に白い花があしらわれた物と、伊助が選
んでくれた黒地に丹頂鶴が羽ばたく物。
 学園に居る時と家とでは口調が違うため、休み中学園関係者に会うのが厭(しんべヱと委員会の
後輩は別)。病弱な兄を支え店の手伝いを率先して行っているが、継ぐ気は一切なく、両親もそれは承
知している。(ちなみに、兄の名前は亀ノ介


・加藤千草(カトウ チグサ)
 一人称/俺、私 二人称/テメェ、あんた 対応CP/×八左ヱ門、×孫兵 属性/帝王攻
 年齢/十五歳 血液型/AB型 星座/蠍座
 所属/六年ろ組 生物委員(委員長) 成績/教科・中 実技・上
 特技/馬術 槍術 武器/戈(か)
 家族構成/なし 出身地/不明
 好物/山の味覚 嫌物/甘味 趣味/動物の世話

 幼い頃山賊に襲われ家族を亡くした為、出身地不明。自身も傷を負い死にかけて居た所を団蔵に見
つけられ、九死に一生を得た。
 その後、加藤村親方の家で世話になる。団蔵にとっては兄や的存在だが、本人は「俺は若旦那の
一番の部下」だと思っている。
その為、学園に居る間は先輩後輩関係になるにも関わらず、常に敬
意を払い、団蔵にも加藤村に居る時と同じような態度で接してもらっている。
 家族を亡くしてから「強くなりたい」願望を強く抱くようになる。忍術学園のスカウトマンに馬術の腕を
見込まれ、特待生として入学しないかと誘われた時も二つの返事だった。
 常に眉間にシワを寄せていて、目付きも悪く、犬歯が長いため、下級生には怯えられる事がほとん
ど。その凶悪な面構えも団蔵の前だとトロける。
 愛用の武器である戈(全長約九十一寸(約三百センチ)、重量約五貫(約二十キロ)。先端に約七寸
(約二十センチ)の穂先が垂直に取り付けられている。本来は戦車(馬に引かせた二輪馬車)戦を想定
した中国の古武器)を手に騎乗した彼は、学園において一、二を争う戦闘能力を誇る。
 と云うか、凶悪すぎて誰も勝負したがらない(小平太は長次に止められる)ので、頂点が決められ
ない。彼もまたパワーファイター。
 動物の世話をする事が好きで、時間さえあれば飼育小屋に詰めている。孫兵が毒虫好きであるため、
虫(と小動物)の世話は後輩に任せ、他の動物(猿、鶏、牛、馬、狼、犬)の世話を一手に引き受けてい
る。また個人的に熊、猛牛、虎、猪、山猫、鷹、鴉を飼っている。
 団蔵が入学してからは、彼の世話を焼くために飼育小屋からよく出るようになり、一部の人間を喜ば
せ、多数の人間を怯えさせている。


・鳴瀧晴次(ナルタキ ハルツグ)
 一人称/僕 二人称/貴方、君 対応CP/×勘右衛門、×数馬、×左近、他数名 属性/フェロモン系リバ
 年齢/十四歳 血液型/B型 星座/射手座
 所属/五年は組 保健委員 成績/教科・中 実技・中
 特技/武芸十八般 情報収集 武器/忍び刀 刀
 家族構成/父、母、兄、姉二人 出身地/武蔵の国(現在の埼玉県、東京都隅田川より東の地域、及び神奈川県北東部)
 好物/さっぱりした物 嫌物/脂っこい物 趣味/剣術、歌を唄う事

 武蔵の国出身。実家は武家。実家を継ぐ事を厭い、便宜上は忍びになってお家の役に立つためと忍
術学園に入った。(本当の目的は、家を出て一人で生きていける力を付けるため)
 武芸十八般を納めている。愛用武器は刀。かと云って剣術の成績が特別良い訳ではなく、中堅クラ
スに留まっている。
 実技、教科ともに平凡な成績だが、忍務達成率は十割。派手さや強みは無いが、着実に任務をこ
なす。手の内を全く見せない。ある意味、忍者らしい忍者。「宿題福袋事件」で六年生の課題に当たっ
たのだが、無傷で達成した為(本人は五年生用だと思ってた)うっかり六年生に目を付けられる羽目
になった。
「地味に生きてきたのに、此処に来て躓きました……」と伊作に漏らしたとか。
 十人並の顔立ちで地味が服を着て歩いているような存在なのに、何故か女にモテる。くのいち教室
から一度も虐められた事がない為、学園内で「奇跡の色男」と呼ばれる。それぐらい女に愛される。
たまに男からも愛される。愛された分は愛し返すため、男女関係が非常に派手。教師陣ももう諦め
ている。

 四年生時、地味に酷い反抗期を迎えて居たが、気付いたのは保健・用具委員会と現五年生のみだっ
た。反抗期脱出に伴い彼らに多大な迷惑をかけたため、頭が上がらない。自分の最も知られなくな
い弱みやら、実家の恥部やら知られまくった。だが迷惑掛けられた側はあんまり気にしてない。
 金吾とは皆本家公認の義兄弟(鳴瀧家は黙認)。そのせいで七松から睨まれてる。
 実家である武蔵の国は遠いため山田の家で世話になっていたが、高学年から伊作の家(寺)で世話
になっている。


・砂田橋すずめ(スナダバシ スズメ)
 一人称/吾(おれ) 二人称/あんた、お前 対応CP/×左門、×平太 属性/がさつ系押せ押せ攻
 年齢/十一歳 血液型/A型 星座/水瓶座
 所属/二年ろ組 作法委員 成績/教科・下 実技・上
 特技/分銅鎖 易(占い) 武器/鎖分銅 トンファー
 家族構成/父、母、兄(失踪)、姉(行方不明)、弟二人、妹三人 出身地/丹波の国(現在の京都府〜兵庫県)
 好物/蕎麦、饂飩 嫌物/特になし 趣味/日向ぼっこ、易

 丹波の国出身。父は易者(占い師)、母はくの一と云う変な家庭。姉は流れの放下師に惚れて付い
て行ってしまい、兄は「こんな変な家厭だ!(泣)」とすずめ六歳の時に出奔。「あの馬鹿兄貴探し
出して連れ戻す」と目標に忍術学園へ入学した変わり種。父はがっかり(後継いで欲しかった)、母は
大喜びしている。家に帰ると弟妹にまとわりつかれて結構大変。
 図書室の本でトンファーの存在を知り、「武具の技法を全て納めた師範の武器」の一文に憧れを抱
くようになった。その為、武芸十八般を納めてる晴次によくくっ付いて回り教えを乞うている。
 教科はからっきしだが、実技はトップクラスと云うある意味分かりやすい性質。「あいつ、馬鹿のく
せに!」とい組からやっかまれてるが、あまり気にしてない。懐が広い方。
 趣味の占いをしていたら、何故か立花から「作法委員に入れ!(強制)」と云われ体育から作法へ移っ
た。その際七松と時友、金吾に大泣きされて大変だった。だが、平と次屋からは「……頑張れ」と全て
を抱擁する慈悲深い笑顔で云われた。
その笑顔が軽くトラウマ。
 易をやってるお陰で勘が良く、数字にも強い。勘の良さは罠やからくりを避けるのに活用され、数字
への強さは左門からのヘルプに活用される。
 実は母親は兵太夫の家に仕えるくの一。だが兵太夫は知らない。すずめは知っているが、敢えて云
わない。
 武器は鎖分銅(約三十三寸(約一メートル)の鎖の両端に約一貫(約四キロ)の睡が付いている)を使
用。トンファー(全長約十寸(約三十センチ)、重さ約一貫(約四キロ)、赤樫製)は現在練習中のため、
実戦使用はしていない。
 ちなみに名前の由来は、「生まれた時庭に大量にすずめが来ていたから」兄が付けた。なので
兄を見つけたらトンファーでぼっこぼこにするつもり。







*番外編 ・ 千草のペット達
『熊の月子(つきこ)』
 千草が一年生の時に裏々山から拾ってきた。罠に掛かっていたのを助け、そのまま飼っている。拾っ
てきた当初は子熊だったが、今では立派な成獣。千草のペットの中で一番温厚ではあるが、やはり猛
獣なのでたまに牙を剥く。その度に千草にヤキを入れられきゅんきゅん泣いている。千草と一年生を背
中に乗せてのしのし歩く様は、学園中の(ある意味)憧れの的。

『猛牛の武史(たけし)』
 千草が三年生の時にとある村から貰ってきた。散々暴れまわった凶暴な牡牛を絞め、連れ帰ってき
た千草は一躍時の人に。千草にはある程度従順だが、時々下克上を狙う。が、その度にやはり負けて
いる。時々馬の代わりに千草を乗せる事があるが、その様が凶悪すぎるので(戦闘的な意味で)R−
14指定を受けている。

『虎の虎子(ここ)』
 千草が四年生の時にとある人物から押し付けられた。それが誰であるか頑なに口にしないが、虎を
道楽で飼えるような地位の人だったと推測できる。学園に来た時点で大分老齢であったが、元気は有
り余っているのかよく千草と戦っている。千草以外には興味がないのか、今現在、千草以外に噛まれ
た・襲われた人間はいない。

『猪の猛(たける)』
 武史と同時期に学園に来た。本当は月子の餌になるはずだったのだが、あまりの暴れっぷりに千草
が「こいつは餌になるために生まれてきたんじゃない。戦うために生まれて来たんだ……」とペットにした。
同じ時期に来たと云う事で、武史と似たような名前で仲も良い。たまにヨダレを流しながら自分たちを見
る月子と虎子は敵。

『山猫のお鍋』
 千草が一年生の時、当時の六年生から譲り受けた。琉球から来たとか来てないとか。その六年生も自
身が一年生の時に当時の六年生から譲り受けたらしい。年齢不明。一部では猫又だと思われている。
実際、小屋の鍵を自分で開けて脱走するなどしょっちゅうで、よく教師長屋に入り込んではくつろいでい
る。千草自身も「お鍋さん」と呼ぶなど、ペットの中では唯一敬われている。

『鷹の浄(じょう)』
 千草が五年生になってからどこからともなくやってきて学園に住み着いた。千草には気を許しているよ
うだが、他の人間からは餌を貰わないし、さわらせもしない。別に千草を主人と思っている訳ではないよ
うで、よく頭の上に停まっている。たまに鼠を取ってきては孫兵の上に落として行く。孫兵曰く、「あの鷹、
僕のジュンコに気があるんですよ! にーにからも注意しておいてください!」。

『鴉の八汰(やた)と八逆(やさか)』
 千草が一年生の頃、巣から落ちていたのを連れ帰って育てた。オスなのかメスなのかよくわからな
い。ペットの中で唯一飼育小屋をこさえてもらっていない。自由に飛び回っているが、基本的に千草の
近くに居る。小平太が嫌いなようでたまに攻撃しているが、長次の事は好きなようで、千草の側にいな
い時には大抵長次の側(図書室の上)にいる。